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業界で活躍するトッププロからのメッセージ
卒業生・DJ 豊田穂乃花さん × FM802ディレクター
塚越隆史先生 対談

「好き」と思えれば、それこそが才能!
"ダメもと"でいいから、初めの一歩を!

FM802 ディレクターで本校講師も務める塚越隆史先生と、在学中からFM802 でDJ デビューを果たした豊田穂乃花さん。
"ダメもと"でいいから挑戦し続けること。リスナーの評価を受けながら"上手にヘコむ"。

プロになる道のりをそう語ります。
DJ の仕事について、夢を叶えるために大切なことについて、お話いただきしました。

プロへの一歩・現場の楽しさ・厳しさ

「ダメもとでいいから、受けてみたら」先生のひと言が、すべての始まりでした。― 豊田 ―

塚越先生 :FM802 の深夜ラジオ番組『LNEM〜エルネム〜』でのDJ デビューおめでとう!

豊田 :ありがとうございます。

塚越先生 :豊田はデビュー当時18 歳で、FM802 にとっては過去最年少のDJ。しかも、今まで大学生は結構いたけど、専門学校生は初めてなんだよね。

豊田 :採用通知をいただいたときは、学校の先生や周りの友だちのほうが盛り上がっていて、実は、自分の気持ちが全然追いついていなかったんです。 まったく実感が持てなくて…。

塚越先生 :「絶対ムリ、まさか受からないだろう」って思っていたんじゃない?

松本 :はい(笑)。そもそもオーディションがあることすら知りませんでした。授業中に先生から「せっかくDJ めざして入学したのなら受けてみたら? どうして受けないの?」って言ってもらって、ならば受けちゃお、って。 まったく実感が持てなくて…。

これまでの音楽業界の経験を活かして、業界をめざす学生の背中を押してあげたい。― 塚越先生 ―

塚越先生 :この学校の授業を引き受けたのは、若い人たちの背中を押せたらいいなと思ったからなんだ。 僕はこれまでに、レコーディングの仕事やマネージメント、イベント、バンドプレイヤー、DJ などさまざまなことをやってきた。 その経験は、この業界をめざす人には少しぐらいは参考になるんじゃないかと思うし、そうした夢の実現をサポートするのが僕の仕事でもある。 で、「ダメもとでいいから、受けてみなきゃ」って言ったんだ。

豊田 :オーディションの課題は「深夜の眠りをお手伝いする番組」でした。 デモテープを作る時に狙ったのは、ゼッタイ寝かせてなんかやるもんか!「では、寝られる方はおやすみなさい」と言った後に、ガンガンにメロコアを流す。 「寝かす気ないやろ!」みたいな展開で(笑)。実は、オーディション用のデモテープは、ラジオ番組制作コースの仲間にも手伝ってもらって作っていて、締切前にはほぼ完成してたんです。 でも、そのデータなくしちゃった…。締切ギリギリなので、いまさらみんなにも言えなくて、仕方なく自分で家で夜通し編集作業して間にあわせて…。 だから、ジャンクな感じになっちゃったかも!?

塚越先生 :それが良かったのかなぁ…。意表を突くというか、奇抜なことをやってるなって"引っかかり"があって、おもしろい構成だったよ。 オーディションは、デモテープ審査で20 人ぐらいに絞って、そのあとが最終スタジオ審査だったけど、 豊田の場合は、スタジオ審査よりデモテープの方が、FM802 のプロデューサーたちの評価は高かった。

豊田 :スタジオ審査では、「最年少の私にしかできないことやらなくちゃ!」って気負い、お行儀が良くなりすぎた…??

塚越先生 :評価が低かったワケじゃない。それ以上に今後に期待を込めた採用だったね。

敬語すらまともに使えないのが悔しくて。成長できていないかもと、不安になります。― 豊田 ―

塚越先生 :トークのネタ探しはどうしてる?

豊田 :映画の試写会やライブに行くほか、道を歩くときも、今までは音楽を聞きながら下ばかり見て歩いていたんですけど、 顔を上げて周りを見て歩くようにしています(笑)。

塚越先生 :実際にDJ をやってみてどう?

豊田 :もっとラクにできるかと思っていたんですが、実際には敬語すらまともに使えないし、毎回スタッフの方から指導も受けるし、悔しくて。 学校での番組制作実習はプレッシャーもなく楽しいことばかり。でも802 のスタジオに入るとなると、前々日ぐらいから気分はどんより。 番組を終えてブースから出てきた時は、もうヘコミまくりで…。失敗したり、悪い評価をもらうと、やはり落ち込みます。

自分のことを「すごい!」と思えるなんて、30 年、40 年経ってもナイからね(笑)― 塚越先生 ―

塚越先生 :それぐらいで落ち込んでるようじゃダメだな。大切なのは、自分の番組全体を後で聞き直して、失敗した要因を探すこと。 ここのトークがヘンテコになったのは、実はその前のこのふり方に原因があったんだなとか、このミスがあとの話を歪めちゃったなとか、DJ としてでなく、一人のリスナーに戻って客観的に分析すること。 そうやって、話す怖さを感じながら、それを道づれにしながら努力することが、プロになる第一歩だと思うよ。

豊田 :怖くなるっていうのは、成長しているってことなんですね。 本当を言うと、トークの内容についても、回数を重ねれば重ねるほど、よくわからなくなってきました…。自分っぽいネタでもない気もするし…。

後輩たちに送るアドバイス&メッセージ

自分のスタイルを見つけるためにも、少しでも早く現場に触れることが大切!― 豊田 ―

塚越先生 :さっき、以前と比べて上を向いて歩くようになったと話してくれたでしょ。瞬間イイ話のように聞こえるけど、豊田にとってはどうなんだろう。 僕は、下向いて歩き慣れた人は、下向いて歩きゃいいと思うんだ。いつも下向いて歩いてる豊田だからこそ、拾ったネタも豊田らしく話せるんだと思うよ。

豊田 :上を向いて探したネタは、ネタ集めのネタであって、自分のネタではない?

塚越先生 :うん。背伸びして集めているんだけど、そのネタを自分で消化できないままにしゃべっているから、話がつまらない。 本当は、自分の中で消化できているネタがあるはずなんだけど、ついつい世間ウケを狙って「自分だけオモシロいと思うネタを話してもつまらない」と思い込んでる。 自分で自分にリミッターをかけてしまっている状態だと思うよ。

豊田 :他のDJ さんはどうなんですか?

塚越先生 :リミッターなんか外れているよ。人に注目され評価されることにも覚悟はできてるし、注目に応える自分であろうと努力している。 その緊張感と戦ううちに「リスナーに喜んでもらえる自分像」もわかって、DJ としての自分のスタイルができていくんだよね。

自分からチャンスをつかみにいくスピリットを大切にしてほしい。― 塚越先生 ―

塚越先生 :この学校へ入学する学生は、世の中にある数えきれないくらいの職業の中で、自分がやりたいことがある程度決まっています。 「好きだ!」と思えることに出会えたことだけでも、すごい才能だと思うよ。縁あって、その仕事の方から自分が呼ばれているんだと思うよ。 「その仕事を好きになった」という自分の才能を信じてほしいね。プロをめざす上で、一番の支えになるんじゃないかな。

豊田 :私は、なるべく早く現場に出ることが大切だと思います。実際の現場の厳しさを経験するのは、すごくいい刺激になりますので。

塚越先生 :そうだね。これからチャレンジする人は、豊田の「ダメもとでもいいからやる!」スピリットをマネすればいい。 チャレンジしなきゃ叶う夢も叶わないからね。技術的なことは、現場に入って何年か仕事をすれば自然と身につくもの。技術よりは、まずはスピリットを持って、挑戦してほしいね。

本校講師 FM802ディレクター

塚越 隆史 先生

(有)ビーウィズ代表取締役。
FM802のディレクター。『ROCK KIDS 802』『LNEM〜エルネム〜』のプロデューサー。

(有)ビーウィズ代表取締役。幅広い音楽業界の経験を活かし、東京のFMラジオ局J-WAVEの開局を手がける。その後、FM802 の開局準備のため大阪へ。
以来、FM802のディレクターとしてさまざまな番組の制作に携わる。現在は、『ROCK KIDS 802』をはじめ、豊田穂乃花さんが担当するラジオ番組『LNEM〜エルネム〜』のプロデューサーも務めている。 本校では特別講義の講師を担当。

卒業生・DJ

豊田穂乃花 さん

『LNEM〜エルネム〜』(毎週土曜深夜3~5 時)のパーソナリティを担当。
●平成26 年入学
● DJ &アナウンスコース 2 年
●兵庫県出身

入学後間もなく、FM802 の新人DJ オーディションに応募し合格、FM802 史上最年少のDJとして話題に。
合格後の会見では「リスナーの同世代として、友だちや気軽な相談相手みたいな存在になれたら」と意気込みを語り、度胸の良さをアピール。
現在は『LNEM〜エルネム〜』(毎週土曜深夜3~5 時)のパーソナリティを担当。学生とプロDJという二足のわらじを履く。